株式会社デザインオフィス ライン|Design Office LINE

3Projects

SIAN Projectとは

SIANプロジェクトとは、デザインオフィス ラインが空間をデザインする上でコンセプトに掲げる3つの要素のうちの1つ「変化に対応できること」を実現するために考案されたプロジェクトです。

ある時点でどんなに美しく完成された空間だとしても、その中で人間が時間を過ごした後、そこには新たな変化が生まれ、空間としてもそれに対応することが求められます。

そんな変化に対して、イチから全てを作り直すではなく、今あるものを活用し、対応することで、サーキュラーエコノミーの確立を目指します。こういった循環型社会の実現に向け、デザインオフィスラインは使用する素材から見直しと開発を行っています。

進行中のプロジェクトではありますが、現在のステージでは次の2つの課題に取り組んでいます。

  1. デザインの多様化
  2. リサイクルではなくアップサイクル

SIAN = 紙庵

SIAN(紙庵)のベースを構成するのは、バイアス構造で織り成す、紙の芯材です。

この紙の芯材に様々な異素材を表裏に使用することで、何千通り、何万通りと表情を変えるパネルを作ることが出来ます。これらパネルを組み合わせる事で、家具や什器から、壁面までも作り出すことが可能となります。

用途に合わせ、あらゆる表現を可能とするSIANは、優れた断熱性、耐久性、軽量性を兼ね揃え、必要とされる空間のデザインをサポートします。

Four Features

軽量Lightness

紙のバイアス構造体で織り成した芯材”BIAS CORE”により軽量化を実現しています。同サイズのSIAN(不燃タイプ)と石膏ボードを比較した場合、重量は1/2以下です。

強固Strength

用途に応じて、最大7t/㎡まで耐える仕様にすることが可能です。壁・天井・床・階段・建具からテーブルや本棚などの家具まで幅広い用途で活用が出来ます。

断熱Insulation

SIAN内部は、それぞれが遮断されたセル上の空間で構成されています。それぞれのセルに空気層を持つことにより、高い断熱効果と調湿効果を発揮します。

エコGreen Friendly

Recycle(再資源化)ではなく、Reuse(再使用・再利用)やUpcycle(新たな価値を加えた再生化)を基本としています。輸送や製造に伴うエネルギーや時間、コストをReduce(抑制)し、サーキュラーエコノミーの実現を目指します。